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2015年9月 3日 (木)

オリンピックシンボルについて(2

とうとう2020オリンピックシンボルが撤回されてしまった。
ちょっといたし方ないかな、と思う。
できはともかく、撤回されたシンボルは佐野氏が自身で考え作ったものと思う。(その他は真っ黒かな…)

この騒動に関しての懸念がいくつか…。
前の方(招致シンボル or 1964)がよかった、なのでそれでいいという考え。まぁいいんだろう。個人的な嗜好には立ち入らないが、全く現在過去の時間とコンセプトが違うので考え直した方がいいと思う。特に、招致シンボルでいい、という方。さらにこれを元にパラリンピック展開すればいいという考え…。それこそ安易な方法ではないのか?と思う。
トマトからシチューは作れても、シチューからトマトは作れない。
なぜか、日本全体として根拠なく前の方がよかったという意見に押されがちだ。
これ、出来なくなったんですね。契約上の問題?

今コンペの2、3位の案を公表しろ、というプレッシャーもある。
けどこれは公表すべきではないと思ってる。それは審査する側の放棄になると思う。選ばれるのは1ツでいい。仲間内でも公表すべきという人もいるが単なる興味本位。それは個人的には見てみたいと思う、それは否定しないが、公表すべきではないと思っている。どちらかと言えばコンペにあたってどういった制作依頼をかけたのか、その詳細こそ出すべきだと思う。
それと、シンボルを作り直すにしろ、オープンでの審査(一般投票)になってしまうことを危惧する。
(かつてプロ野球でそのシーズン全く活躍していない選手がオールスターに選ばれちゃった件などもあり、いわゆる荒らしだ)そもそも万人に受けるデザインなんてあり得ないと思っている。し、結果がいいとは限らない。想像するに「日本らしく」とか尤もらしいことをうたうフジヤマゲイシャ的なものが出るのは必至だと思う。(大多数がそれを支持したんなら、まぁその程度なんだろうね)
たとえが悪いが、親戚のやってる町工場の製品を海外で売るからチョロっとロゴでもつくってよ、的な感じ。そんなの出来ちゃうんだよ今や、誰でも。コンピュータとちょっとしたソフトウエアがあれば。
そういう事ではなくって、作る前のコンセプトを組織委員の方でしっかり組み立てる事だと思う。そのコンセプトは世間一般に公開すべきだと思う。

どっかで、勝手にシンボルコンペやろうぜ的になってたけど、どうしてそれに参加できる?だってコンセプトたててないじゃん!もう終止そうなんだよ。誰でも何でもだいたい作れるんだよ、それが多数でまわるから、結果的に何かに似ちゃう。それはしかたないことと思うけど、なぜ、どうしてそこに至ったかが重要なんだって。そこんところと形が合致して初めて完結する。

一般に(これも日本特有?)ものづくりニッポンとか看板好きな人多いですがもちろん、気の利いた動きや、緻密な設計や、きれいに映る電化製品などは作れるんでしょうが結果、iPhoneには至らなかったし、もちろんグークルみたいなものもおきなかった。
時代は1964年ではなく2015年なんですね。
こんな感じのもの作れ、っていわれれば作れちゃうんですよ、だいたい。けど、今まで見た事もなかったものを作り出してみて!と言われるととたんにダメになっちゃう。産業同様にオリンピックシンボルにおいても同じ事が課題となってきていると思います。

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2015年8月19日 (水)

オリンピックシンボルについて

たまには…すごく長くなりますが。

佐野氏の東京オリンピック(世の中ではエンブレムといっっていますが)シンボルマークについて。

東京オリンピック開催が決定して以来、そのシンボル、メインビジュアルは誰が担当するかは現役デザイナー誰しもが自分を含めドキドキするものです。そんな中、シンボルに関するコンペの発表があり、資格規定が明示されました。
その時点で自分はその規定に達しておらず、悔しい思いをしていたのですが、逆にこのオリンピックを自分ら?の世代で誰が引っ張って行くのか、またどう時代を反映したものか興味がありました。

そして、シンボルの発表〜今日の摸倣等々の報道がありました。

1.
まずベルギーの劇場との摸倣報道。これは完全に言いがかりです。これは佐野氏の言っていた、「考えかたの違い」これに尽きると思います。それは東京2020のプレゼンテーション画像でわかります。(たぶん)佐野氏のデザインはシンボルとして固定されたものではなく映像やパターン、かなりの媒体を意識した提案と思われます。そのつくり、考えは極端に言えば(ベルギー=)門構えの石碑と(佐野氏=)アニメーション映像ほどの違いかと思います。似てる似てないの問題外と思われます。

2.
世の人々はシンクロニシティということはご存知ないのでしょうか?
よりシンプルにしていけば似ていく格率は上がります。
今のように東洋西洋他、古典現代が錯綜する中でシンプルな要素のものが似ていない方がおかしい気もします。また、現在のネットを駆使すればこれが似ている、というサンププルを探す(暇な)ことはいっくらでも可能だと思います。

3.
(1年くらい前でしょうか)シンボルデザイン提案資格規定が発表されました。その規定はそれぞれ権威ある国際デザイン賞のタイトルの獲得者だったのです。ただ、その規定の国際デザイン賞が広告やプロモーションに大きく依存する方向でもあったと思います。大きなプロモーションで賞を獲得した方々ですからその才能はもちろんはありますが、シンボルに絞って言うなら一部でもあったわけです(ないこともある)。シンボルに特化するならそれに向けて意外性や特化性の発揮できる人はもっと別に沢山いる(自分を含め)と思っていました。

4.
(主に審査をした)日本のグラフィックデザイン(協会)の現状としてシンボル・ロゴデザインがどう扱われてきたか、というと個人的にはその評価に納得しがたい印象を持っていました。3.と似たような感じですが、よりプロモーション的と言うか、そのもの単体で力があるか疑問でした。これはある人が仰っていましたが、「王道から逃げている」からではないでしょうか?大きな案件も減っているせいかもしれませんが、小さなニッチなものが評価され、結果若い人も影響され追従し…が、現状かと思います。いわゆる大きく権威あるシンプルで力強いものが避けられてきた感があると思います。

5.
結果、ご存知のように佐野氏のデザインに決定したわけですが、諸問題につき特に撤回する必要はないと思います。(もちろん本人次第)ついで広告プロモーション(トートバッグ)に模倣のあったことは全くの黒です。自身でしっかり責任を取りましょう。けどこれは彼の会社の責任です。もちろん個人的に社会的な責任もあるでしょうが、それと個人で参加したオリンピックのコンペは別と冷静に考えるべきだと思います。

6.
最後に。競技場とともにもめた原因に審査する側が重要だと思います。デザインに関しては上記を意見としても、基本的に僕は認めます。
ただし、発表された時、このシンボルを見た時、正直ドキドキしなかった…。というのがこれまで述べてきた結果かもしれないと思いここに記しました。
一種批判ともとれますが、同業者として戒める意味を込め評するつもりです。

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2015年3月11日 (水)

ん?

ん?道に発見。

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2014年11月 4日 (火)

ハラ・タヘイ・キチ

って読みそうになっちゃうハラタヘイキキチさんのセミナー「タイポグラフィの世界」に参加してきました。今期第1回目、今期はブックデザイナーを中心にということでした。母親と同じ年だった。
全体的にはちょっとフォーカスがずれた感じだったかな〜…。前半の作品解説はまずまずだったんだけど、途中で挟み込んでくる「ピンクフロイド」とかその時代感が突っ込みどころだったかなと思った。
後半の対談?は写植コード言い合ったり「いいですね〜」の連発でだからどうなんだよ!って感じだったし、ブックデザイン村での会話みたいでちょっとな〜…。
次回に期待。
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2014年7月 1日 (火)

「艶」のひと

文字道さん主催のmoji moji party No.7「今田欣一の書体設計・活版・写植・DTP」へ行ってきました。正直、今田さん自体あまり詳しく知らなかったのですが、今回よ〜くわかりました。
たぶん、写研時代とデジタルタイプを1:1、残りの時間を質疑応答と考えてたのでしょうが、本人自体がおもしろおかしくしゃべっていたので、そのほとんどが写研時代の話しでし た。聞いてた人の中で写植経験者がどのくらいいたものか…。実際、タイプデザインというよりその時代の技術的な問題との関わりがメインだったかな。注目は「橋本さんは感覚の人、鈴木さんは造形の人」。デジタイルタイプに関しては復刻一本やり、という事がわかりました。けど、それはかなりのお手本をなぞってきたテクニックはさすがです。いい…。
載っけたのは意外に好きだった「艶」。実際の組みには使わなかったけど「ロゴ」のお手本でかなりお世話になったものです。これも好きだわ。
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2014年3月25日 (火)

でばいす

この春分の日の連休、文字関連のセミナーをはしご。
22日タイポグラフィの世界6回目「凸版書体の改刻」(今見るとデジタル化するのに
改刻ってすごいな〜)
23日タイプデザイナートーク「ぼくのつくった書体の話」

22の方は最初予約してなかったんですが、やっぱ皆勤賞目指そうと思って再度予約で、23の方は実はその日、板橋シティマラソン(42k)の後だったけど、ジャージ姿のママ出席という具合でした。
22の凸版書体と、23のタイププロジェクトTB明朝、プロセス、手法は違うが目指すところは同じだったようで、大きなメインの媒体を「デバイス」と言っていた。実際持っていないしピンと来なかったけど現状がDTP初期のような、あまりこなれていない環境下のようでした。ふぅ〜ん…。
けど、結局トレンドは必ず大きな波となってくるだろうから、こういったコンセプトで作られる者は今後もっと増えてくるだろうと思う。しっかし、自分も含め2日間とも、お客さんは決まったメンバーでした。

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2014年2月 3日 (月)

黎ミン

連続セミナー「タイポグラフィの世界」5回目に参加してきました。今回はモリサワ文研、小田秀之氏でした。主にグラデーションファミリーの「黎ミン」について。
鉛筆、消しゴム、定規持ってこいってことで、どんな演習やんのかな〜と思ってたんですが、すんごくスタンダードで、グリッド用紙に「永」をデッサンしてみましょう、てなことだった。ものの5分くらいだったかな?骨格からスケッチをおこしてフィニッシュするんでしたが、僕はスケッチ時点で終了。そのデッサンの大切さについてあれこれと、2名ほど添削でした。
いきなりコンピュータで文字作っちゃう人でもいくらかスケッチくらいはするもんだろうと思いますが、「皆よく出来てます」てコメントだった。やってる最中はシーンとした教室に響く、鉛筆と机の当たる「カツカツ」鉛筆の転がる音「コロコロ」など、『受験」を思い出しちゃいました。
ファミリーについては縦横マックス&ミニマムの書体からの完全なるMMのプログラムで作られているということでした。font projectなんかもそうですかね。
次回最終回は予約してなかったんですが、これから無理やりねじ込んでもらう予定でいます。
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2014年1月22日 (水)

タイプコンペセミナー

モリサワ主催のタイプデザインセミナーに行ってきました。もちろんこれはここんとこやってるタイプデザインコンペのイベントの一部。一応2回目かな、1回目に引き続き。
今回は西塚さんのプレゼンテーションが秀逸だった。ちょっと内輪っぽい話も多かったけど。
最初は製作プロセスかいな、と思ってたけどさにあらず、後半は(自分では)盛り上がった。文字への着眼点の箇条書きを見た時はどうなるのかな?と思ったけど結果的に彼女のコンセプトだったのね。そこからコンペの作品。「自分のやっていることの確認」みたいなことを言っててふむと。さらにコンペ選外の自分の作品のプロモーションの仕方までけっこう密度がありました。
サイラスハイスミスさんは書体のことはあまりよく解らなかったけど、造形力あるな〜って感じ。七種さんは…ん…。

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2014年1月17日 (金)

DNP秀英

知人O氏のお誘いでDNP見学。最近は「DNP」らしい。大日本印刷です。そこに眠っている活字の資料を見せてもらいに数名で行ってきました。

の、前に市ヶ谷お堀沿いに新しい施設が出来たらしいのでまずはそこの紹介をされる。写真はそこのカフェの壁装飾に秀英の活字が使われていました。ちょこちょこエラーを探すもたまに横になっちゃったやつがあるくらいでした。
で、本題。
仕舞ってあったのは昔の本社エントランス(今営業ビルらしい)から入ったスタジオ内。ただし、昔の工場の部屋から引っ越してきたので棚は梱包されていて8割がたは見られない状況でしたが、それでもたっぷり2時間くらいお宝を探してうろうろしてきました。やはり面白かったのはオリジナルの記号類たち。例えば時刻表に使われていたもの、オリジナルのロゴ、時代によって流行ってた文字セットなど。昔の(秀英舎で鋳込んだ)欧文活字などもありました。暗かったので小さい活字はちょっとしんどかった。それと、傍らに置いてあった写植機にみんな食いついっちゃったり…。そんなこんなでした。Img_0340

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2014年1月14日 (火)

カローラとコロナ

恒例のセミナー「タイポグラフィの世界」4回目に行ってきました。今回は筑紫の藤田重信さん。もうこのへんまで来るとどれだけ元写研の人たちが活躍しているのかがよく解る。今講座はこうやって、ああやって作りました、って感じではなくって、主に作者の嗜好性がどれだけ書体に反映されてるか、って感じだった。その嗜好性に関しては結構一致してたな〜と笑うところが多々あった。

書体から離れて、蝉の背中の話。う〜んわかるね。逆にカブトムシなんかの背中は嫌いで、ノコギリクワガタの薄っぺらい背中が好きだったけど。それからカローラの背中。ここもね。あ〜あるある。ここまで来るなら、アルファロメオとか出しても共通する部分があると思ったんだ。あと、VAN。その日たまたまVANのセーターを着てたから会場のあちこちに見せちゃった。
で、肝心の筑紫明朝ですが筆じゃないところがミソだったかな…と。
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